大都会のローカル線 城北線乗車体験記

昨夜、愛知県の鉄道に関するトリビアを集めたYoutube動画を見ていて、はじめて城北線の存在を知りました。

 

愛知県に住みはじめてから24年、まさか愛知県内に自分の知らない鉄道があると思いもよりませんでした。わたしは普段からグーグルMAPを見るのが大好きで、車の運転もほぼナビなしで全国だいたいどこでも行けると自負しているくらい地理に詳しいと思っていましたが、まったくそんなことはありませんでした。

 

youtu.be

 

私が城北線を見逃していた理由は、城北線がほぼ名古屋高速環状2号と並行して走るため地図上では高速道路しか見えなかったからです。 

 

www.tkj-i.co.jp

 

城北線枇杷島駅から勝川駅まで名古屋市北部および春日井市を結ぶJR東海の子会社、東海交通事業が運行する鉄道です。ホームページは乗り換えに便利な都市鉄道と紹介がありありますが、実際いくつもの鉄道と交差するのですが駅と駅の間は離れていて乗換はとても不便なユニークな鉄道です。 

 

しかも都市鉄道の割には全線非電化、一両編成のディーゼルカーがいったりきたりするだけ、運行本数も昼間は1時間に1本と過疎地のローカル線のようです。

 

 

さっそく今日、実際に城北線に乗車してきました。 こちらはスタート地点の東海道本線枇杷島駅名古屋駅から1駅です。


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ちなみに城北線名古屋市内を走るのにTOICAなどのICカードが使えません。JRから乗り換えの人は、城北線下車時に車掌さんに枇杷島までの切符を見せて、現金で城北線の運賃を支払うか、枇杷島駅で一度改札口を出て券売機で城北線の切符を買うかの2択です。 


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せっかくなので私はきっぷを買うことにしました。 


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券売機の上の路線表には城北線は描かれていません。どこで買えばいいのだと思っていると、券売機の初期画面の右下に城北線の表示があり、そこをタッチすると城北線の切符が買えるようになっていました。

 

城北線の時刻表です。本数少なっ! 


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枇杷島駅の1、2番線が城北線の乗り場です。奥にエレベーターがありますが、エレベータが設置されているのはこの枇杷島駅のみ、それ以外の駅はすべて高架(それもかなり高い所を走る)のにエレベーターはなく、今どきのバリアフリーの逆をいっています。 


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1両のワンマンカーです。鯱をあしらった城北線ヘッドマークがかっこいいですね。ちなみに横の高架は新幹線、その横は明治製菓のガム工場で、なんかミントのようなさわやかな香りが漂ってきます。


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車内です。Wikipediaによると城北線の乗降客数は全体で1日500人ほど。存続の価値があるのかというレベルです。私が乗車したのは午後1時58分発の列車でしたが、枇杷島駅で乗り込んできた乗客は私も含め9人でした。

東海交通事業城北線 - Wikipedia


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バスのような運賃表です。折り返し運転するので前後に運転席があり、同じ運賃表と運賃箱がありあます。車掌さんは駅に着くと前後で移動します。 


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枇杷島駅から勝川駅までの乗車券。ワンマンなので整理券も発行されます。枇杷島駅で切符を買って乗車なら整理券は必要ないかと思われます。途中駅は改札口も券売機もなく、バスと同じようなものなので、どこから乗ってきたかを明らかにするために整理券は必要ですね。


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440円は運行距離を考えると割高だと思います。ちなみに枇杷島ー勝川間は東海道線、中央線経由で320円で移動することができます。したがって地元の人でも全区間乗る人は少ないのではないかと想像します。

 
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城北線は全線複線、高架で名古屋中心部を望む眺めのいい路線です。 


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横は名古屋の大動脈、名古屋高速環状2号が走ります。私は行きたい場所がありましたので勝川駅の一つ手前、味美(あじよし)駅で下車しました。 


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駅から下に降りる階段から撮影しました。かなりの高さのある高架線です。この下を名鉄本線、小牧線、地下鉄鶴舞線が交差します。

 

 

この間、寄り道。

 

 

味美駅から終着の勝川駅まで歩きました。終着の勝川駅は中央線の勝川駅から500mほど離れています。城北線の線路は中央線に乗り入れることなく切れてます(階段のあるところ)。左側が中央線です。 


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終着の勝川駅無人駅でした。枇杷島駅以外、城北線の駅はすべて無人駅です。 味美駅の階段には痴漢注意の看板がありましたが、夜間はどの駅も女性はちょっと怖いのではないでしょうか。


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枇杷島行の車両が待機していました。ホームはこの先にあるようです。


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私は城北線ではなく中央線で家に帰ることにしました。中央線の勝川駅は立派です。名古屋市ベッドタウン春日井市の中で最も名古屋寄りにある駅になります。ナゴヤドームのある大曽根駅までは2駅です。 


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勝川駅にはこのように城北線が乗り入れることができるスペースが用意されています。

でも乗り入れ工事はストップしたままです。 そして不思議なことに城北線の高架と中央本線の高架の高さがほぼ同じですので、乗り入れの際は城北線の高架を手前から作り直す必要がありあます。もともとの計画はどうなっていたのでしょう?


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これは城北線が誕生した歴史に理由があり、国鉄時代までさかのぼります。詳しくは冒頭のYoutube動画で紹介されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。